2008年01月30日

IR研究会(1〜5回)

第1回(07.06.05)
総会シーズンの本格到来を前に、株主総会の今日的トレンドに焦点を当てる。株主提案、議決権行使、委任状争奪、買収防衛、そして今年5月に解禁となった三角合併……。企業と外資系投資ファンド、あるいは企業同士の攻防が話題になる中、メインバンク制や株式持合に代わる新たな安定株主として注目を集める個人投資家の存在意義についても各種統計データを交えながら考察する。
【主なトピック】
・変わりゆく株主総会 〜株主との対話の場、そしてレピュテーション向上の場へ〜
・今年の主な株主提案(買収防衛、役員選任、増配要求等)
・委任状争奪戦の焦点
・三角合併と買収防衛策の各スキーム
・上場企業による個人向けIRの現状と、IR施策に対する個人投資家の満足度etc


第2回(07.07.26)
出席者数の増加と所要時間の長期化傾向にあった07年株主総会を振り返る。併せて今年の総会を語る上で欠かすことのできない「ブルドックVSスティール・パートナーズ」騒動が持つ意味を、地裁、高裁、最高裁の判決を追いながら考察する。また投資理論として短期主義・長期主義の考え方を俎上に載せて、短期主義が引き起こす問題点ならびに長期主義のメリットとリスクについても学ぶ。
【主なトピック】
・07年株主総会総括 〜統計データで見る出席者数、所要時間、買収防衛策導入企業〜
・ブルドックVSスティール騒動の経緯とその意義
・用語解説「新株予約権」「濫用的買収者」
・短期主義が引き起こす問題点(富の永久的移転、プリンシパル-エージェント問題等)
・長期主義のメリット(リスク低減効果、低売買回転率によるコスト削減効果等)etc


第3回(07.09.03)
初回から継続のテーマ「個人投資家」について更に様々な角度からアプローチを試みる。具体的には我が国の個人金融資産の現状を概観した後、資産運用の観点から株式の長期保有(バフェット流投資)の合理性について考察。次にファンダメンタル分析と、その基礎をなす財務三表について理解を深める。また企業と個人投資家とのコミュニケーション手段としての、各種IRツールならびにIRイベントについても学ぶ。
【主なトピック】
・個人の資産運用の日欧米比較
・バフェット氏の投資哲学とその合理性
・ファンダメンタル分析と財務三表(B/S、P/L、CF)
・各種IRツール(事業報告書、株主通信、アニュアルレポート等)
・IRツール制作会社から見た、企業の“IR真剣度”etc


第4回(07.10.15)
CSRの観点から企業価値について多面的に学ぶ。また企業情報の利用者であり発信者でもあるアナリストの活動と役割をセルサイド/バイサイド双方の立場から確認するとともに、IR活動、特にディスクロージャーにおける問題点等を浮き彫りにする。そして今回から「環境」を、IRと並ぶ研究会の主要テーマに据える。初回となった今回は地球温暖化問題を取り上げ、その中で日本が果たし得る役割・貢献策等について議論を展開する。
【主なトピック】
・CSR 〜統計データで見る企業の雇用、納税、ガバナンス〜
・金融商品取引法への対応 〜適合性原則の観点から〜
・アナリストとIR
・地球温暖化問題の基礎知識
・環境と投資(米国の環境対策開示、SRIファンド等)etc


第5回(07.12.07)
世界規模で再編が進む証券取引所。IR/投資編では、東証とAIMの連携により創設されるプロ向け市場や、JASDAQが開設した新市場ネオに関する話題を取り上げながら、国内の市場を巡る新たな動きを確認する。一方環境編では、京都議定書の実行期間を目前に控えて注目を集める排出権に関する基礎知識を押さえるとともに、環境関連技術に対する投資家の関心の高さ、ならびにSRIと企業価値の関係等について事例と論文をもとに学ぶ。
【主なトピック】
・取引所再編に関する最新の動向
・排出権 〜京都議定書が定める三つの制度と現状〜
・株価に見る、環境関連技術と投資家の注目度
・SRIの有効性
・経営者の年齢と企業評価との相関関係etc
posted by angel at 13:48| IR研究会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする